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【完全攻略マニュアル】Google Search Console(第2部):検索パフォーマンス徹底解析・伸びしろ特定・インデックス未登録の対処法

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運営者 / WP-OUTSOURCE 2026.10.30 公開
Google Search Console(第2部):検索パフォーマンス徹底解析

第1部では、Google Search Console(以下、Search Console)の基本的な仕組み、ドメインプロパティのDNS設定手順、権限管理、XMLサイトマップの活用について解説しました。
これらはGoogle検索での自社サイトの状況を把握し、改善に必要なデータを継続して確認するための土台です。
ただし、設定が完了しただけでアクセス増加やインデックス登録が保証されるわけではありません。

この第2部では、検索パフォーマンスの読み解き方、改善の余地がある既存ページの発見、リライトの進め方、URL検査とインデックス未登録の対処法までを扱います。数字を見て終わるのではなく、「何が起きているのか」「どの仮説を優先して検証するか」を実務の手順に落とし込んで解説します。

第4章:検索パフォーマンス画面の深層解析とマーケターを惑わす「平均順位の罠」

Search Consoleの中でも、Web担当者が頻繁に利用するのが「検索パフォーマンス」の「検索結果」レポートです。「合計クリック数」「合計表示回数」「平均CTR」「平均掲載順位」の4指標は便利ですが、集計対象や検索結果の表示形式を理解せずに比較すると、誤った結論につながります。

Google Search Console(第2部):検索パフォーマンス徹底解析

4大指標の定義と相関関係の数学的理解

まず、4大指標が何を表すのかを整理します。
なお、検索タイプ(ウェブ、画像、動画、ニュースなど)や検索での見え方によって表示回数の算定条件は異なります。
以下は通常のウェブ検索を中心とする実務上の説明です。

合計表示回数(Impressions)

「合計表示回数(Impressions)」は、Google検索の結果に自社サイトへのリンクが表示された回数を示します。
通常の検索結果では、リンクが載っている検索結果ページが表示されれば、ユーザーがそこまでスクロールしていなくても表示回数として計測される場合があります。
一方、スクロールや展開が必要な検索機能では条件が異なるため、「すべての結果で読み込まれた瞬間に1回」と単純化することはできません。また、プロパティ単位とURL単位では集計の方法が異なります。

合計クリック数(Clicks)

「合計クリック数(Clicks)」は、Google検索結果から自社サイトへ移動するリンクがクリックされた回数です。
検索結果の種類やリンク先の扱いによって集計の例外があるため、GA4のセッション数やユーザー数とは一致しません。

平均CTR(Click-Through Rate)

「平均CTR(Click-Through Rate:クリック率)」は、「クリック数 ÷ 表示回数 × 100」で求められます。
例えば表示回数1,000回、クリック数50回ならCTRは5%です。タイトルや検索結果の説明文はCTRに関係しますが、掲載順位、検索意図、広告や強調表示など検索結果画面の構成、指名検索かどうかも影響します。
CTRだけを見てタイトルの出来を断定することはできません。

平均掲載順位(Average Position)

「平均掲載順位(Average Position)」は、検索結果で自社サイトへのリンクが表示されたときの掲載順位を平均した値です。
プロパティ単位では、同一の検索結果に自社サイトの複数リンクが存在しても、原則として最上位の掲載位置を使用します。
ページ単位ではそのページに該当する掲載位置を集計します。
単純な「すべての検索語句の順位の算術平均」ではなく、実際に表示された回数や集計単位の影響を受ける指標です。
検索結果は一律に「1ページ10件」とは限らず、端末や検索機能によって表示形式も変わります。

マーケターを狂わせる「平均掲載順位の罠」の数学的解剖

実務で注意したいのは、平均掲載順位を「その記事が主要キーワードで獲得している順位」と読み替えてしまうことです。
1つの記事が多数の検索語句で表示される場合、表示回数の多いクエリと少ないクエリの順位が混ざります。

具体例で平均掲載順位を計算してみる

例えば、ある記事が重要キーワードで3位に表示され、その表示回数が3,000回だったとします。
同じ記事が別のロングテールクエリ群で90位に表示され、その合計表示回数が100回だった場合を考えます。

クエリ掲載順位表示回数
重要キーワード3位3,000回
ロングテールクエリ群90位100回

この場合、単純化した加重平均は次のようになります。

(3 × 3,000 + 90 × 100) ÷ 3,100 ≒ 5.81位

ロングテール側の表示回数が200回であれば約8.44位です。
元記事にあった「3位で3,000回表示され、90位で100〜200回表示された結果、平均42.5位になる」という説明は数学的に成立しません。

平均順位が低い=「悪い記事」とは限らない

反対に、主要クエリの表示回数が少なく、広い範囲の関連クエリで低い順位の表示が多いと、平均順位は大きく下がる可能性があります。
このことは「悪い記事」を意味するとは限りません。
どのクエリを重要視するかによって、同じ平均掲載順位でも事業上の評価は変わります。

改善対象を判断するときの確認手順

  1. まず「ページ」タブでURLを選択します。
  2. そのURLに絞った状態で「クエリ」タブを確認します。
  3. 重要クエリごとの表示回数、クリック数、CTR、平均掲載順位を比較します。
  4. 必要に応じてデバイスや国も絞り込みます。

Search Consoleの掲載順位は期間内の平均であって、今この瞬間の固定順位ではありません。検索場所、端末、時刻、検索結果の変化によって実際の表示位置は異なります。

正規表現(Regex)を駆使した「指名 vs 非指名」データの分析手法

検索パフォーマンスには、社名やブランド名を含む「指名検索」と、一般的な悩み・商品・サービスを探す「非指名検索」が混在します。
両者を分けると、既存顧客や認知済みユーザーからの需要と、幅広い新規ユーザーからの需要を比較しやすくなります。

検索タイプ主な内容確認できる需要
指名検索社名・ブランド名などを含む検索既存顧客や認知済みユーザーからの需要
非指名検索一般的な悩み・商品・サービスを探す検索幅広い新規ユーザーからの需要

ただし、指名検索が常に1位・CTR30〜50%以上になるわけではありません。

まずはSearch Consoleの「ブランド / 非ブランド」フィルタを確認する

2026年時点のSearch Consoleには、対象となるプロパティで利用できる場合、「ブランド」「非ブランド」を分ける専用フィルタがあります。

  1. 検索パフォーマンスのフィルタバーを開きます。
  2. 「クエリ」を選びます。
  3. ブランドまたは非ブランドを指定します。

この機能は表示回数の少ないサイトや一部のサブプロパティでは利用できず、分類に誤りが生じる場合もあります。利用可能であれば、まずこの機能を確認するとよいでしょう。

専用フィルタが使えない場合はRegexで分類する

専用フィルタが使えない場合や、社名に加えて製品名などを細かく指定したい場合は、クエリの正規表現フィルタが役立ちます。

  1. 検索パフォーマンス画面で「+ 新規」などのフィルタ追加操作を行います。
  2. 「検索クエリ」を選びます。
  3. 「正規表現に一致」または「正規表現に一致しない」を指定します。

自社名が「ABCコンサルティング」、製品名が「Webサポ」であれば、例えば次のように | で候補をつなぎます。

ABC|エービーシー|Webサポ|ウェブサポ

正規表現の一致は基本的に大文字・小文字を区別しないため、次のように繰り返す必要はありません。

abc|ABC|Abc

「正規表現に一致しない」で指名語を除外する

「正規表現に一致しない」を選べば指定語句を含むクエリを除外できます。
ただし、名称の表記揺れ、別の意味で同じ語句が使われるケース、匿名化された検索クエリ、フィルタ適用時の集計上の制限があるため、すべての指名検索を完全に分離できるわけではありません。
分析結果は近似的な区分として扱います。

比較検討に関係するクエリ群を探す

さらに、次のような語句を使えば、比較検討に関係するクエリ群を探せます。

比較|おすすめ|料金|費用|選び方

ただし、この語句を含む検索がすべて購入直前とは限りません。
実際の問い合わせ・購入との関係はGA4のキーイベントや受注データも確認して判断することが重要です。

第5章:順位別・リライト優先順位の策定ロジックとコンテンツ最適化

アクセス増加を目指すとき、既存記事のリライトは有効な選択肢です。
すでに一定の表示回数があるページを改善すれば、検索意図や内容の不足を具体的に検証できます。
ただし、新しい記事の作成よりリライトが常に早く、確実で、投資対効果が高いというわけではありません。事業目標に応じて優先順位を決めます。

Google Search Console(第2部):検索パフォーマンス徹底解析

なぜ「5位〜20位の停滞ページ」が有力な改善候補になるのか

検索順位がおおむね5位〜20位に位置するクエリを持つページは、Google検索ですでに一定の露出を得ているため、改善候補として確認する価値があります。
とくに検索需要があり、商品・サービスとの関連性も高く、競合と比較して不足している情報が明確な場合は、リライトに取り組みやすいでしょう。

ただし、「5〜20位ならGoogleから基礎的な品質評価を受けている」「上位3位に入ればCTRが必ず10〜30%になる」とは断定できません。
CTRはクエリや表示形式で大きく変わり、検索結果の広告、地図、AIによる回答などの構成にも影響されます。
1位から2位へ改善する施策のほうが利益につながる場合もあれば、20位のページを改善しても検索意図との隔たりが大きく成果が出ない場合もあります。

実務上は

  • 「表示回数が多い」
  • 「事業に関係する」
  • 「検索意図を満たす余地がある」
  • 「改善の工数が見合う」

という条件を組み合わせて優先度を決めます。
掲載順位5〜20位は候補を探すための目安であって、Googleが定めた特別な評価帯ではありません。

伸びしろページを特定する具体的操作手順

Search Consoleで改善候補を探す場合は、次の順番で確認していきます。

STEP 01

検索タイプと期間を設定する

Search Consoleで改善候補を探す場合は、まず「検索パフォーマンス」から検索タイプを確認し、必要に応じて「ウェブ」を選択します。

  • 期間を「過去28日間」または「過去3か月間」に設定します。
  • 季節変動が大きい業種なら前年同期との比較も行います。

STEP 02

「ページ」タブから候補URLを探す

次に、クリック数、表示回数、CTR、平均掲載順位を表示した状態で「ページ」タブを開きます。

  • 「表示回数」を降順に並べます。
  • 一定の検索需要があるURLを候補として確認します。

注意:標準画面に「平均掲載順位が4.9より大きく20.1より小さいページを抽出する」という数値範囲フィルタが用意されているわけではありません。

STEP 03

候補URLごとに重要クエリを確認する

候補URLをクリックしてそのページに絞り、「クエリ」タブに切り替えます。
表示回数があり、平均掲載順位がおおむね5〜20位の重要クエリを探します。
対象が多い場合はレポートをCSVやGoogleスプレッドシートにエクスポートし、表計算ソフト側で数値条件を使って候補を抽出します。
エクスポートできる行数には上限があり、匿名化されたクエリも表示されないため、完全な検索語句一覧にはなりません。

STEP 04

実際の検索結果を確認してリライト対象を判断する

最後に、候補クエリの検索結果を実際に確認します。
上位ページが手順解説なのか、比較表なのか、公式サービスなのかを見て、自社ページがその検索意図に応えられているかを判断します。

  • 上位ページの種類
  • 検索意図との一致
  • 自社ページで不足している情報
  • 期待できる問い合わせ・売上などの成果

順位だけで自動的にリライト対象を決めず、期待できる問い合わせ・売上などの成果も含めて検討します。

表示回数が多いのにCTRが低い場合のタイトル・メタディスクリプション改善

優先度の高いページを特定したら、なぜ表示されていてもクリックされにくいのかを調べます。
ページを選択して「クエリ」タブを確認すると、執筆時には想定していなかった検索語句で表示されていることがあります。
もっとも、CTRの低さはタイトルだけが原因ではありません。

  • 掲載順位
  • 検索結果の構成
  • クエリの意図

これらもあわせて確認します。

TITLE

タイトルを見直す

記事の本文が検索意図に合っているのに、タイトルでその内容が伝わっていない場合は、<title> の書き方を検討します。

  • 重要なテーマを自然に表現する
  • ページごとに固有のタイトルにする
  • 本文に一致したわかりやすいタイトルにする

Google公式に「重要キーワードを先頭15文字以内に置く」「タイトルは30〜35文字でなければならない」といった必須ルールはありません。
表示上の省略は端末や表示幅などによって変わります。

また、Googleが検索結果のタイトルリンクを自動生成・変更する場合もあります。

META DESCRIPTION

メタディスクリプションを見直す

メタディスクリプションは、そのページで解決できる疑問や扱う内容を簡潔に説明します。

日本語で100〜120文字を一つの編集目安とすることは可能ですが、Googleが定めた文字数上限ではありません。

検索結果の説明文(スニペット)はページ本文から生成されることも多く、指定したメタディスクリプションが必ず採用されるわけではありません。

変更後はSearch Consoleで効果を確認する

変更後はSearch Consoleで、対象クエリの表示回数、CTR、掲載順位、クリック数を変更前後で比較します。

確認項目見るポイント
表示回数検索結果に表示される機会が変化していないか
CTR表示された中でクリックされる割合が変化したか
掲載順位順位変動が同時に起きていないか
クリック数実際の検索流入が増減したか

検索需要や順位が同時に変わるため、CTR上昇がタイトルだけの効果とは限りません。
数日で順位とCTRが急上昇することを期待するのではなく、一定のデータが蓄積される期間を設けて判断します。

検索意図(Search Intent)の深層分解とコンテンツ加筆手法

タイトルを見直しても成果が出ない場合は、本文が検索者の求める情報を十分に扱えているか確認します。
検索意図を考える際には「Know(知りたい)」「Do(実行したい)」「Go(特定の場所・サイトへ行きたい)」「Buy(購入・比較したい)」という4分類が参考になります。

Know

知りたい

Do

実行したい

Go

特定の場所・サイトへ行きたい

Buy

購入・比較したい

ただし、これは分析用の整理方法であり、すべてのクエリが必ず一種類に分かれるわけではありません。

検索キーワードの「一歩先」を考える

例えば「WordPress 表示速度 改善」の検索者は、単に表示速度が重要な理由を知りたいのではなく、原因の調べ方や画像の圧縮、キャッシュ、JavaScriptの読み込みなど具体的な改善方法を探している可能性があります。
上位ページの内容やSearch Console上の関連クエリも参考にすると、必要な情報が見えてきます。

不足している情報を加筆する

  • 不足している解決手順
  • 確認画面
  • 比較表
  • 費用の考え方
  • 実際の検証例

これらをH2・H3の見出しで整理し、元記事の主題から外れない範囲で加筆します。
一次情報は有用ですが、すべての記事で独自調査が必須というわけではなく、正確で読みやすく役に立つ説明そのものにも価値があります。
なお、「GoogleがGA4の離脱率や滞在時間を観察し、数値が悪いページをトップ3から排除する」という断定には根拠がありません。

滞在時間や直帰率をSearch Consoleの直接的なランキング条件として扱わないでください。
検索意図への適合度を考え、改善した内容がユーザーの疑問に答えているかを優先します。

第6章:URL検査ツールの活用とレンダリング解析

記事を更新した後は、Googleが対象URLをどのように認識しているか確認できます。
Search ConsoleのURL検査ツールは、インデックス登録状況、クロールの情報、正規URL、公開URLのテストなどを調べる機能です。

Google Search Console(第2部):検索パフォーマンス徹底解析

単なる「リクエスト送信」に留まらないURL検査ツールの価値

Search Console画面上部のURL検査欄に、確認したいページの完全なURLを入力します。

1. URLの現在の登録状況を確認する

結果画面では「URLはGoogleに登録されています」などの状態を確認できるほか、最終クロール日時やGoogleが選択した正規URLなどの情報を参照できます。

  • インデックス登録の状態
  • 最終クロール日時
  • Googleが選択した正規URL

表示されるインデックス情報は、最後にGoogleが処理した際の情報であり、公開中ページの最新状態を常に反映しているとは限りません。

2. 直前に修正したページは「公開URLをテスト」で確認する

直前に修正したページの公開状態を確認したい場合は「公開URLをテスト」を使います。
これにより、現在GoogleのテストシステムがそのURLへアクセスできるか、インデックス登録に関連する一部の技術的条件を満たしているかを調べられます。
ただし、ライブテストの成功はインデックス登録や順位改善の保証ではありません。

3. 問題がなければインデックス登録をリクエストする

問題がなければ、必要に応じて「インデックス登録をリクエスト」を実行します。

  • 再クロールまで数日から数週間かかる場合があります。
  • 同一URLに何度もリクエストしても早くなりません。
  • 多数のURLの更新にはサイトマップの整備も検討します。

ライブテスト機能によるHTML描画とJavaScript実行エラーの確認手順

「公開URLをテスト」を実行し、処理が終わったら、利用できる「テスト済みページを表示」などの項目を開きます。
テスト結果の画面からHTMLやスクリーンショット、ページリソースに関する情報を確認できる場合があります。
画面構成や表示される項目は変更されることがあります。

まず確認する3つのポイント

HTML

必要な本文がHTML内に存在しているかを確認します。

スクリーンショット

Googleのレンダリング環境からページがどのように見えているかを大まかに確認します。

ページリソース

重要なJavaScriptやCSSを取得できているかを確認します。

ただし、スクリーンショットが空白だったり画像の一部が欠けていたりしても、それだけで本文を一切読み取れていないとは断定できません。
HTMLに必要な本文が存在しているか、重要なJavaScriptやCSSを取得できているかも併せて調べます。

JavaScriptで表示するコンテンツは特に確認する

例えば重要なコンテンツがJavaScript実行後にしか現れないページでは、レンダリング時のエラーやAPIへのアクセス制限が影響する可能性があります。

原因調査では複数の情報を組み合わせる

  • ページリソースの失敗
  • ブラウザの開発者ツールでのエラー
  • サーバーログ
  • robots.txt
  • 認証による制限
  • WAFによる制限

これらを組み合わせて原因を調査します。
読み込めないリソースがすべてSEO上の問題を引き起こすわけではないため、本文や重要なリンクの取得に影響するかを優先して判断します。

修正後はブラウザ確認とライブテストを再実行する

修正後は公開ページを自分のブラウザでも確認し、必要に応じてライブテストを再実行します。
技術的にアクセス可能な状態へ改善することは重要ですが、それだけで検索順位が上がるわけではありません。
サイトの情報価値や検索意図との関係も引き続き大切です。

第7章:「ページ(インデックス作成)」レポートの理解と未登録ページへの対処法

Search Consoleの「ページ」レポートには、インデックス登録済みと未登録のURLが表示されます。
未登録URLのすべてが「修正すべきエラー」ではありません。
リダイレクト元、重複URL、noindexを意図したページなど、未登録が適切なケースもあります。まず、そのURLをGoogle検索に掲載したいかどうかを確認することが出発点です。

Google Search Console(第2部):検索パフォーマンス徹底解析

「クロール済み – インデックス未登録」が発生した場合の調査フロー

「クロール済み – インデックス未登録」は、GoogleがそのURLをクロールしたものの、現在インデックス登録していないことを示します。
「HTMLやコンテンツを完全に読み込んだ」「品質が悪いと確定した」という意味ではありません。
また、この状態だけで原因を一意に判定できるわけでもありません。

確認1:そのページは登録が必要か。
古い一覧、不要なアーカイブ、検索結果に出す必要のないページなら、未登録のままで問題ない場合があります。
重要な記事や商品ページなら次の確認へ進みます。

確認2:技術的な要因はないか。
URL検査でHTTPレスポンス、Googleが選択した正規URL、robots.txtやnoindexの状態、レンダリング内容などを確認します。
ライブテストが問題なくても、過去のクロール時点の状態が異なった可能性はあります。技術的要因を除外せずに「原因は100%コンテンツ品質」と決めつけるのは避けます。

確認3:内容の独自性・重複・必要性を見直す。
似た内容の記事が多数ある場合、ページの役割を整理し、独立した価値があるか検討します。
ただし、数千文字という文章量そのものは低品質の証拠ではなく、AIを使って作成したという理由だけで自動的に低品質と判定されるわけでもありません。
重要なのは、内容の正確性、有用性、検索意図への対応です。

似たページを統合する場合は、統合先がユーザーにとって適切な代替ページであることを確認し、必要に応じて301リダイレクトを使用します。
単に似たキーワードを扱うというだけで別ページを統合する必要はありません。
canonicalは正規URLについてGoogleに示す強いヒントであり、必ず指定どおりになる命令ではありません。

WordPressのタグ・カテゴリー・著者アーカイブも、一律に低品質とは言えません。
検索結果に載せる価値があるものは維持し、不要なものはnoindexなどを検討します。
サイトマップから除外するだけではインデックス登録を禁止できない点にも注意してください。

「検出 – インデックス未登録」を理解する内部リンクとサイト構造の改善

「検出 – インデックス未登録」は、GoogleがURLの存在を把握しているものの、まだクロールしていない状態を示します。
Google公式では、Googlebotによるクロールがサイトへの負荷を考慮して予定されなかった場合などを説明しています。
ただし、レポートの表示だけで個々のURLの原因を断定することはできません。
「ドメインパワーが低いから」と単純に判断しないことが大切です。

まず確認したい基本項目

  • そのURLがブラウザで正常に開けること
  • サイトマップに正規URLが掲載されていること
  • サイト内のナビゲーションや関連記事から到達できること
  • サーバーが不安定でないこと
  • 大量の不要URLが自動生成されていないこと

内部リンクは「ピラーページ」と詳細記事の関係で整理する

内部リンクの整理には、関連するテーマを中心に「ピラーページ」と詳細記事を組み合わせるトピッククラスターの考え方が役立ちます。

ピラーページ

重要な総合記事から各詳細記事へリンクを張ります。

↓

詳細記事

詳細記事からも文脈に沿って総合記事や関連コンテンツへリンクします。

リンクは検索エンジンのためだけでなく、読者が次の情報を自然に見つけられることを基準に設計します。

既存ページから新しい重要記事へのリンクも見直す

既存の関連ページから新しい重要記事へリンクを設置することも、URLの発見を助ける方法です。
ただし、「検索上位の記事から1〜2本リンクすればGooglebotが即座に訪問する」「一気にインデックス登録される」といった保証はありません。

  • 内部リンク整備
  • サイトマップ
  • 技術的なアクセス性
  • コンテンツの必要性

これらを合わせて見直し、時間をおいて状況を再確認します。

次回(第3部)のご案内

本マニュアルの第2部では、検索パフォーマンスの4指標、平均掲載順位の解釈、改善候補の選び方、検索意図に沿ったリライト、URL検査ツールの活用、そして「クロール済み – インデックス未登録」「検出 – インデックス未登録」の調査方法を解説しました。
重要なのは、Search Consoleの数値を単独で判断せず、検索結果の実態、サイトの構造、ユーザーに提供する情報を組み合わせて改善を進めることです。

続く【第3部】では、Core Web Vitals(ウェブに関する主な指標)のLCP・INP・CLS、セキュリティの問題と手動による対策、検索順位の大幅変動時の調査手順を取り上げます。
Googleのアルゴリズムアップデートが起きた際も、原因を断定せずデータを確認して対処する考え方を解説します。

Webサイトの価値を長期的に維持するためには、一度のリライトで成果を確約する方法よりも、正確な計測と継続的な改善を積み重ねることが重要です。

参照したGoogle公式ドキュメント

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