SEO対策やコンテンツマーケティングに注力し、サイトの閲覧数(PV数)や訪問者数は順調に伸びている。それなのに、なぜか「問い合わせ」や「資料請求」が全然増えない……。このような悩みを抱えているWeb担当者様は非常に多く存在します。
アクセス数を増やせば、それに比例して問い合わせも増えるはずだと考えがちです。しかし、どれだけ集客に成功していても、最終的な出口である「お問い合わせフォーム」の使い勝手が悪いと、ユーザーは送信ボタンを押す手前で離脱してしまいます。
今回は、アクセスを無駄にせず確実な売上や商談につなげるための「EFO(入力フォーム最適化)」の基本と、今日から実践できる改善テクニックについて解説します。
ユーザーの7割以上がフォームで離脱している現実
EFOとは「Entry Form Optimization(入力フォーム最適化)」の略で、問い合わせフォームや購入画面をユーザーが入力しやすいように改善し、完了率を高める施策のことです。
一般的なWebサイトにおいて、問い合わせフォームに到達したユーザーのうち、実際に最後まで送信を完了する割合はどのくらいかご存じでしょうか。
各種調査データによると、フォームまで辿り着いたユーザーの約70%〜80%が、入力途中でページを閉じて離脱していると言われています。
つまり、せっかくSEOで集客した見込み客の「10人のうち7人以上」を、フォームの使いにくさが原因で逃してしまっているのが現実です。アクセスをさらに増やそうとする前に、この出口のバケツの穴を塞ぐこと(EFO)こそが、最も費用対効果の高い集客改善策となります。

ユーザーがフォームで離脱する主な4つの理由
では、なぜユーザーは問い合わせフォームを目の前にして離脱してしまうのでしょうか。主な原因は以下の4点に集約されます。
① 入力項目が多すぎて面倒に感じる
名前、会社名、部署名、電話番号、住所、問い合わせ種別、具体的な相談内容……と、項目がずらりと並んでいるだけで、ユーザーは「後でいいか」とモチベーションを失います。
② 今どこまで進んでいるのか分からない
1ページの中に長い入力項目が続いていると、あとどれくらいで完了するのか全体像が見えず、途中で諦めて離脱しやすくなります。
③ スマホで入力しづらい・デザインが崩れている
スマートフォンでの閲覧時、入力枠が小さすぎたり、選択肢がタップしづらかったりすると大きなストレスになります。デザインが崩れているとセキュリティ上の不安を与える原因にもなります。
④ エラーの理由が分からず送信できない
「必須項目が入力されていません」と表示されるものの、どの項目のどこが間違っているのか一目で分からない仕様になっていると、ユーザーはそのままページを離れてしまいます。
今日からできるEFO(入力フォーム最適化)3つの改善策

離脱率を下げ、問い合わせ件数を劇的に改善するための具体的な施策をご紹介します。
改善策①:入力項目を極限まで絞り込む
最初に取得すべき情報は「次のアプローチに必要な最小限の情報」だけに絞りましょう。
・会社名・お名前
・メールアドレス
・おおまかなご相談内容
電話番号や住所、詳細なアンケートなどは、一次問い合わせの段階では必須にしないことがポイントです。入力項目を1〜2つ減らすだけでも、フォームの完了率は大きく向上します。
改善策②:「ステップフォーム(複数画面遷移)」を導入する
1画面に全項目を並べるのではなく、「入力 ➔ 確認 ➔ 完了」のように段階を分けたステップフォームを採用する手法です。
進行状況を「ステップ1/3」のように視覚的なプログレスバーで表示することで、ユーザーは「あと少しで終わる」という見通しが立ち、心理的な負担が大幅に軽減されます。
改善策③:送信後の「完了ページ(サンクスページ)」を適切に準備する
フォーム送信後に「送信が完了しました」としっかり表示させることは、ユーザーへ安心感を与えるだけでなく、アクセス解析(GA4等)でCV(コンバージョン)を正確に計測するためにも不可欠です。
「従来のフォーム設定」と「EFO対応フォーム」の比較
| 比較項目 | 従来の問い合わせフォーム | EFO対応の問い合わせフォーム |
|---|---|---|
| 画面構成 | 縦に長い1画面に入力項目がずらりと並ぶ | 「入力➔確認➔完了」のステップ形式で進行状況がわかる |
| 入力項目の量 | 自社が欲しい情報をすべて必須項目として要求 | ファーストコンタクトに必要な最小限の項目に厳選 |
| デザイン調整 | CSS等の専門知識がないとサイトになじまない | カラーパターン選択等でノーコードで綺麗に整う |
| 完了ページ作成 | 別途固定ページ作成やリダイレクト設定が必要 | フォームの機能自体で完了画面の出力・タグ計測が完結 |
WordPressサイトで手軽にEFO施策を完結させる方法
EFOの重要性は理解できても、「WordPressでステップフォームを作るには高度なプログラミングが必要なのでは?」「デザインを整えるのに毎回制作会社に見積もりを取らなければいけないのが負担」という課題にぶつかることも少なくありません。
そこでおすすめなのが、EFOに必要な機能を最初から標準搭載している専用プラグインの活用です。
当サイト(wp-outsource.com)が提供しているWordPress専用プラグイン「GT form WP」は、ノーコードで簡単にEFO施策を実行できるように設計されています。
・外部の固定ページを作成することなく、プラグイン単体で送信完了ページ(サンクスページ)を出力
・ユーザーの離脱を防ぐ「入力 ➔ 確認 ➔ 完了」のステップ表示を標準搭載
・CSSの知識不要で、管理画面からカラーパターンを選ぶだけで綺麗なデザインが完成
・管理者メールと自動返信メールの設定を1画面で一元管理
専門知識がなくても管理画面から短時間でフォームを最適化できるため、制作コストや調整時間を大幅に削減しながら、サイトの問い合わせ率(CVR)を即座に高めることが可能です。
【まとめ】集客を売上に変える「出口の最適化」をはじめよう
SEO対策や広告運用でどれだけアクセスを集めても、問い合わせフォームの離脱率が高ければ、売上や成果にはつながりません。
アクセス数を増やす施策と並行して、まずは「せっかく訪れてくれた見込み客を逃さないためのEFO施策」に取り組んでみてください。フォームの入力項目を見直したり、直感的に操作できるステップフォームを導入したりするだけで、問い合わせの件数は驚くほど変わります。
自社サイトのフォーム環境を見直し、集客成果を最大限に引き出す運用を目指しましょう。
